コラム
2023.04.06
各システムに、オペレーターのIDを登録しなければ、オペレーションはできませんが、その作業、誰が、どのように行っておりますでしょうか。
オペレーターのID登録は、面倒な単純作業だと捉えてしまいがちですが、実はそうではありません。オペレーターひとりひとりに、個人別のKPIをフィードバックして、応対品質や効率の改善に繋げていく為には、オペレーターのID登録も、丁寧にマネジメントする必要があります。
KPIと連動するID登録のポイント |
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❶ 各システムのオペレータID数 →1人1ID が基本だが、1人複数IDで運用した方が業務効率がいい場合は、1人複数 IDも可とする →1人複数IDの場合、分析の難易度が上がるが、止む無しとする →ID数に応じた従量課金システムの場合は、費用対効果をみて、1人1IDの範囲で運用 する |
❷ 各システムの標準機能(グルーピング) → 基本、どのシステムも、チームごと/業務ごと/スキルごと、複数のIDをグループ登録できる → ただし、過去、どのようなチーム構成/業務構成/スキル構成だったかは、システムの外側で、自分たちで管理する → 後々、分析しやすいように、それが何日時点の情報なのか、日付をつけて、データベース化する |
❸ 全システム共通のオペレーターID →オペレーターIDは、システムごとに固有の形式である為、全システムと繋がる共通のオペレーターID(従業員番号)をシステムの外側で、自分たちで管理する → 数%だけど、カウントロジックを考える? → 後々、分析しやすいように、それが何日時点の情報なのか、日付をつけて、データベース化する |
このように、 ID登録ルールをデータコンシェルジュが統括することで、ID登録の作業効率を高めると同時に、KPIの信頼度(品質)を高めることができます。
オペレーション現場のSVやMGRは、オペレーターのID登録作業が KPI やデータ分析にどれほどの影響を与えるのか、日常的に事細かに意識する余裕はありませんので、全システムにまたがるID体系の整理は、データコンシェルジュが担う、大切な役割のひとつです。
システム導入や、数年ごとのシステムリプレースの度に、ミクロの世界を誰かが考える必要がありますが、そこにデータコンシェルジュがいることで、センター運営全体の費用対効果にもつながる。
次回(最終回)「架け橋の成果」では、費用対効果についてお話します。
●コンタクトセンターアワード2022審査員特別賞
『SPCCの成果創出サイクルを支えるシステムと現場の架け橋 ~DX 推進の秘訣はデータ活用の内製チームづくり~』
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