コラム
2025.04.01
一般的に感情解析(Sentiment Analysis)とは、テキストデータや音声データから人間の感情を自動的に解析し、その感情の種類や強度を識別する技術のことを指します。感情解析は、自然言語処理(NLP)や機械学習、深層学習といった技術を利用して行われます。
日本国内でも感情解析技術の市場は急成長を遂げており、今後も新たな企業の参入が予想されます。
市場調査によると、感情解析技術は特に顧客対応やマーケティング、健康管理、エンターテインメント分野での需要が高まり、その利用範囲は年々拡大しているといわれています。
感情解析エンジンは様々なものがありますが、私たちはアドバンスト・メディア社が提供する
音声認識システムAmiVoice® Communication Suiteの標準機能に搭載されている感情解析エンジンを活用しています。
その特徴は、以下のとおりです。
<感情パラメータ>
※発話単位で、各パラメータが最小0.0~最大10.0の範囲でスコア化されます
感情解析技術を、コンタクトセンターで活用できれば「○○が可能になる!」と想像できることはたくさんあります。私たちが、事前に期待した仮説をいくつかご紹介します。
コンタクトセンターを運営している私たちには、感情データの答えを示す成果指標が多くあることが強みです。
その強みを活かし、お客様やオペレータのあらゆる感情と、コンタクトセンターにあるデータを組み合わせて様々な検証ができるのではないか、と考えました。
しかし、人の感情はとても複雑でパターン化することも難しく検証作業はとても難航しました。
次のコラムでは、私たちが感じた感情データ検証の課題についてお話しします。
「感情解析でオペレータの ココロを守るセンター運営」
~感情カルテでフォロー・育成の効率化と 応対評価自動化を実現~
<INDEX>
第1回 感情解析導入の背景と目的
第2回 感情解析技術の特徴とメリット
第3回 感情解析データ検証の難しさ
第4回 SPCCの取り組み事例①
第5回 SPCCの取り組み事例②
第6回 「感情カルテ」の誕生
第7回 感情解析によるセンター現場の変化
第8回 スピンオフ① 感情データの実例紹介~モチベーション編~
第9回 スピンオフ② 感情データの実例紹介~お客様満足度編~
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